MakeX2019東京大会レポート

 MakeX2019東京大会では、ロボットプログラミング競技である、「STARTER部門」が開催されました。

MakeX2019 STARTER部門のテーマは、「City Gurdian」。アリーナと呼ばれる競技エリア上に設置された様々なミッションを、ロボットに遂行させ、その得点を競います。


東京大会のルールは、下記説明会資料をご参照下さい。

MakeX2019東京大会は、Makeblock社の日本正規ディストリビューターの「BabyCompany」とロボットプログラミング教室「テクキチ」が主催者となり、20192019年9月16日(祝)スポル品川大井町にて開催されました。大会には、合計19チームが出場し、世界大会出場権を争いました。


9:00-9:30 受付&検査

 大会当日は受付時間が近づくにつれて雨が強くなり、選手の集まりが心配でしたが、エントリーした19チームみんな時間厳守で集まってくれました。昨年参加したチームもいれば、今回初参加のチームもいて、選手が集まるにつれて段々と会場の緊張感が高まっていきました。

 受付が終わると、チームはロボットの検査を受けて、合格したロボットには検査合格シールが貼られます。MakeX2019の大会参加グッズは、かわいいバッグ・ノート・ペン・バッジ・リストバンドでした。

9:30-10:50 練習

 ロボット検査に合格したチームは、ピットエリアでチームの陣地を確保して、準備ができたチームから練習アリーナを使用して、練習に入ります。
 mBotのセンサーは明るさにとても敏感なので、環境によって微調整が必要になります。この日は雨だったため、外光の影響は少なかったようですが、みんな練習時間ギリギリまで最後の調整に一生懸命に取り組んでいました。
 練習時間中に予選のアライアンスの組み合わせとスケジュールが発表になり、自分が赤チームになるのか、青チームになるのか確認を行って、アームやセンサーの取り付け位置を調整するなど、予選1試合目の準備を行いました。

11:00-11:20 開会式

開会式は、司会の林さんからアワードの説明があり、大会副委員長の海野さんからのご挨拶、審判委員長からの注意事項説明がありました。選手のみんなは、大会本部前に並べられた金・銀・銅メダルに目が釘付けです。まもなく予選開始!

11:20-12:30 予選

 いよいよ予選開始です。予選は全チーム4試合を行い、その合計得点でランキングが決まります。ルールをきちんと把握できていないチームがあったり、練習ではパーフェクトだったのに、環境が変わり思ったようにロボットが動かなくて悔しい表情を隠せない選手がいたりと、バタバタとあっという間に午前中の予選7セッションが終わりました。

12:30-13:20 昼休憩

今回はメンター・選手には嬉しい昼食付きの大会となりました。サラダ・ハンバーグ・唐揚げ・フライドポテト・ライス・ソフトドリンクいうメニューでした。ランチ休憩を取らずにもくもくと予選後半の準備をしているチームもいれば、休憩所となったレストランで入念な打ち合わせを行っているチームもいるのが、とても印象的でした。休憩後は、いよいよ決勝進出の掛かった予選後半が開始となります!

13:20-15:30 予選

予選後半は、予選前半ではなかなか点数が取れなかったチームも、ロボットの微調整を行い、複数のミッションをクリアをしているチームが増え、前半では個別ミッションポイントの平均が116.43ポイントだったのに対し、後半は140.83ポイント、アライアンスポイントも前半の平均が40.71ポイントだったのに対し、後半は58.33ポイントとグンと伸びていました。約3時間半の予選計19セッションの白熱した予選が終了し、みんなドキドキしながら集計結果を待ちます。

15:30-16:00 予選結果発表

集計が終わり、いよいよ予選の結果発表です。参加全19チームのうち8チームが決勝進出となります。8位から1位まで順に結果が発表されました。
Qualification Round RankingTeam No.Team NameTotal PointsIndependent Mission PointsTotal  TimeAlliance Mission Points
1XE066020Chameleon96068015:30:00280
2XE066008HMs89562015:30:00315
3XE066021BONO79050013:59:00330
4XE066002NAKAZAWA75043015:28:00360
5XE066007Super Hopper74544016:00:00325
6XE066014FlyX66042016:00:00260
7XE066009Fire X65544016:00:00215
8XE066019Kiddy CAT60544015:30:00205

16:00-17:00 アライアンス会議&相談タイム

アライアンス会議では、予選1位のチームから順に決勝でアライアンスを組みたいチームを指名します。2-4位のチームにはアライアンス拒否権があり、もし拒否されたら別のチームを指名します。

5-8位のチームに拒否権はなく、指名されたらそのままアライアンスとなります。 今回予選1位の『Chameleon』は、予選2位だった『HMs』を指名しましたが、『HMs』がアライアンス拒否をしたので、予選3位だった『BONO』を指名し、『Chameleon』&『BONO』のアライアンスが決定しました。

予選2位の『HMs』は、同じプログラミング教室『Litte HOPPER』から参加の予選5位『Super Hooper』を指名し、2組目の『HMs』&『Super Hooper』アライアンスが決定しました。続いて予選4位だった『NAKAZAWA』は、順当に上から予選6位の『FlyX』を指名し、最後残った予選7位の『Kiddy Cat』と8位の『FireX』がアライアンスを組み、決勝を戦うことになりました。

  アライアンス相談タイムでは、アライアンスチーム内で、どちらが赤/青チームを担当するのか、アライアンスミッションをどのようにクリアするのか、ミッション10ではどのような役割分担を行うかなどを話し合い、練習アリーナで調整を行います。さすがに決勝まで上がってきたチームは話し合いもスムーズで、相談タイムを余らせて休憩を取りつつ、準備万端で決勝時間を待っている様子でした。

17:00-18:00 決勝

決勝は3試合を行い、その3試合の中の1番高いスコアを取って、ランキングを行います。決勝は息をのむ緊張感が漂っていました。試合が始まると会場は静まり返り、ミッションのパーフェクトが達成されるやいなや観客から大きな拍手がわき起こっていました。
決勝での個別ミッションは、全体50%以上の試合がパーフェクト、アライアンスミッションでは、『Chameleon』&『BONO』が3試合中2試合もパーフェクトを出すという、かなりハイレベルな戦いとなりました。

18:00-18:30 表彰式&閉会式

 いよいよ決勝結果発表。まずは、各種アワードから発表がありました。1つめは『Appearance Design Award』、ロボットのデザインと機能性にこだわった『Team YK』が受賞となりました。続いて『Engineering Notebook Award』、詳細を記録しかつ見やすくまとめられていた『Chameleon』と『BONO』が受賞となりました。
 次に『Team Culture Award』、惜しくも予選敗退となっていましたが、MakeXスピリットのひとつでもあるシェアの精神でアライアンスチームをサポートしながらミッションに挑んでいた『DORAEMA』が受賞しました。
 最後に『Outstanding Mentor Award』、今回は2名が該当となり、参加2チーム中2チームとも決勝に導いた『Little HOPPER』の『Yuan Ren』さんと、8チーム計16名の選手を引率、うち5チームのメンターとしてご活躍頂いた『FlyNexia』の『Yoshihiko Sakurada』さんが受賞されました。

そして、待ちに待った決勝ランキングの発表です。4位は『Kiddy Cat&FireX』。ハイレベルな決勝で見事に健闘しました。そして『Second Runner-up(3位)』は、『NAKAZAWA&FlyX』。個別ミッションでポイントを稼いでいました。続いて『Runner-up(準優勝)』は、『Super Hopper&HMs』。同じ教室からのアライアンスということで、結束力を発揮して見事準優勝を勝ち取りました。そして栄えある『Champion(優勝)』は、『Chameleon&BONO』。決勝2試合目、両チームの個別ミッションとアライアンスミッションすべてがパーフェクト、満点500ポイントを叩き出しての見事な優勝でした。コミュニケーション、プログラム、マニュアルステージでのロボット操作技術が素晴らしく、観客を圧倒する試合をみせてくれました。『Chameleon&BONO』の両チームには、11月末中国広州で行われる世界大会の参加権が与えられます。

Qualification Round RankingAlliance Team No.Alliance Team NameAlliance Team No.Alliance Team NameAlliance Mission PointsTotal  TimeHighest Alliance Total Points
1XE066021BONOXE066020Chameleon1603:46:00500
2XE066007Super HopperXE066008HMs1453:31:00465
3XE066002NAKAZAWAXE066014FlyX903:38:00370
4XE066019Kiddy CATXE066009Fire X703:55:00290

最後に

 MakeX2019東京大会にご参加頂いた19チームのメンターと選手の方々、ルールの精査・説明会の実施・当日の審判委員長としてご活躍頂いた荻原さん、大会運営をお手伝い頂いたスタッフの皆さん、長い1日お疲れ様でした。
 皆様のご尽力・ご協力のおかげで、無事ケガ人が出ることも事故もなく、すべてのプログラムを滞りなく終えることができました。本当にありがとうございました。たった1日の中で、選手たちがみるみる成長していく姿を身近で見ることができ、とても感動致しました。世界大会に出場される選手は、他の選手の想いも背負って、自信をもって世界で戦ってきてほしいです。また来年レベルアップした皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

MakeX2019東京大会運営事務局 丸山